Free日米共同訓練の一部公開 八戸で艦艇への対処訓練

到着した輸送機から降ろされる米海兵隊の高機動ロケット砲システム=7日正午ごろ、海上自衛隊八戸航空基地
到着した輸送機から降ろされる米海兵隊の高機動ロケット砲システム=7日正午ごろ、海上自衛隊八戸航空基地

陸上自衛隊は7日、八戸市や岩手県滝沢市などで実施している米海兵隊との日米共同訓練の一部を公開した。陸自によると、小規模部隊を島しょ部に分散展開させ、攻撃拠点を確保する海兵隊の新たな運用構想を踏まえた初の共同訓練。八戸市では、海兵隊の高機動ロケット砲システム「ハイマース」などを用いた艦艇への対処訓練を行った。

 共同訓練は4日に始まり、17日まで実施。海兵隊と陸自合わせて約4千人が参加予定で、八戸では約90人が連携するという。

 この日は、沖縄県の米軍嘉手納基地からハイマースを載せた輸送機が、海上自衛隊八戸航空基地に到着。その後、米兵がハイマースを陸自八戸駐屯地に移動させ、陸自の地対艦誘導弾の部隊と合流した。

 今後、六ケ所村や同駐屯地演習場で標的の情報共有などの訓練を実施する予定。実弾は使用しない。

 陸上幕僚監部広報室は「日米共同での訓練は連携を強化する上で非常に有意義。訓練にしっかりと取り組んでいく」と話した。

………………………………………
※地域のニュースはデーリー東北で。アプリはこちら。
https://www.daily-tohoku.news/user-guide-app

 
お気に入り登録