Free魅力いっぱい、車いすバスケ 元日本代表、十和田中で出前授業

車いすバスケを楽しむ生徒
車いすバスケを楽しむ生徒

日本財団パラリンピックサポートセンター(東京)が主催する、パラスポーツの体験型出前授業「あすチャレ!スクール」が1日、十和田市立十和田中で開かれた。3年生76人が車いすバスケットボールの魅力に触れるとともに、挑戦することの大切さを学んだ。

 あすチャレは、スポーツを通じて共生社会への学びを提供する、同センターの「明日へのチャレンジ」プログラムの一つ。車いすバスケ元日本代表の神保康広さん(51)が講師を務めた。

 神保さんは競技用車いすの構造や競技のルールについて説明し、迫力あるパフォーマンスも披露した。

 この後、代表の生徒20人が試合に挑戦。車いすのコントロールに四苦八苦しながらボールを追い掛け、白熱した2試合を展開した。

 出場した苫米地璃恋(りこ)さん(15)は「シュートは届かなかったが、想像以上に見てもやっても楽しい競技だった」と笑顔で話した。

 講話も行われ、神保さんはバイク事故で車いす生活になったが、競技と出合い、パラリンピックに4大会出場。海外でも選手、スタッフとして経験を積んだ。「知識や経験は人生の宝。障害やコンプレックスで落ち込むよりも、やりたいことを見つけて行動することが大事だ」と訴え、進路選択を控えた生徒の挑戦を後押しした。

 
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