Free【米価下落】農家の不安解消へ移動相談会 八戸など県内各地で

米価下落の影響を受ける生産者を対象とした移動相談会=16日、八戸市
米価下落の影響を受ける生産者を対象とした移動相談会=16日、八戸市

米価下落の影響を受ける農家を対象とした移動相談会が青森県内各地で開かれている。16日は八戸市農業経営振興センターで行われ、市内のコメ生産者が資金繰りの改善や転作などに関する説明を受けた。

 相談会は▽資金繰り対策▽セーフティーネットの加入▽主食用米の作付け転換▽経営規模の拡大・縮小―を主なテーマに、10月から県と各自治体が連携して実施している。

 この日は、八戸市と県三八地域県民局、八戸農協の職員が農家の相談に応対。資金繰り対策や今後の作付け計画、収入保険の加入などについて助言し、生産者の不安解消に努めた。

 相談に訪れた女性は「いつになく難しい資金繰りとなっており、相談を機にさらなる経営改善に努めたい」と話した。

 同地域県民局農業普及振興室の大和山真一室長は「厳しい状況ではあるが、来年に向けた強い生産意欲を持つ生産者は多い。相談会が少しでも悩みを改善する場となってほしい」と語った。

 県内の6地域県民局は、設置している特別窓口で随時、生産者の相談に応じている。受付時間は平日午前9時~午後5時。

 
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