Free【貨物船座礁】船首側の重油、抜き取り完了
八戸港沖でパナマ船籍の貨物船が座礁し、重油が流出した事故で、船主サイドは11日、港内に移動して油の抜き取り作業を行ってきた船首側の最終確認を行い、船体に残っていた海水を含む重油約2キロリットルを回収した。船首側は13日にタグボートにえい航され、八戸港を離れる予定。
船を管理する美須賀海運(愛媛県)によると、11日午前に油の抜き取り作業を完了。8月30日から行ってきた海水を含む重油の総回収量は、2565キロリットルとなった。12日はえい航に向けた準備作業を行う。
同港沖に沈んだ状態の船尾側では、油の抜き取りに向けた潜水作業が行われた。同社は取材に「引き続き問題の早期解決に向けて取り組む。船尾側の油抜き取りや撤去についても適宜、公表していく」とした。