Free東京パラ24日開幕 青森県勢の天摩と田澤、世界の大舞台へ
新型コロナウイルス禍で史上初の1年延期となった東京パラリンピックは24日、国立競技場の開会式で幕を開ける。大会には159カ国・地域と難民選手団が参加の見通し。青森県勢ではゴールボール女子に天摩由貴(31)=八戸市出身、マイテック=、シッティングバレーボール(SV)男子に田澤隼(28)=弘前市出身、千葉パイレーツ=の2人が代表に選ばれており、それぞれ日の丸を背負って世界の大舞台に挑む。
身体や視覚、知的障害者らが創意工夫を凝らして限界に挑戦するパラリンピックは、57年ぶり2度目の東京大会で16回目の開催。史上最多となる4500人規模の選手が一堂に会する障害者スポーツの祭典は、新型コロナの感染対策を徹底しながらパラスポーツ特有の運営課題にも向き合う難しいかじ取りを迫られる。
県勢の天摩は陸上競技に出場した2012年ロンドン大会、ゴールボール女子で出場した16年リオデジャネイロ大会に続く、3度目のパラリンピックとなる。
ゴールボールは、視覚障害者を対象に考案された球技。1チーム3人が鈴の入ったボールを投げ合い、音を頼りに攻防を繰り広げる。女子はロンドン大会で金メダルを獲得しており、2大会ぶりの頂点奪取を目指す。
天摩は今大会、女子主将を務める。身長155センチと小柄ながら、体を張った守備と巧みなボールさばきでチームを勝利へ導く。初戦は25日。
田澤は、パラリンピック初出場。弘前工業高時代には、春高バレーに出場した経歴を持つ。けがをした後に出会ったSVでも力を発揮し、チーム力を高めている。SVは、座ったままプレーする競技で、ラリーのスピード感や頭脳プレーが魅力。初戦は27日。
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