Free【八戸市のワクチン接種】64歳以下の予約、個別23日、集団9月6日開始
八戸市は20日、新型コロナウイルスのワクチン接種について、新たに12~64歳の実施スケジュールを公表した。当初は年齢に応じて段階的に始める方針だったが、年齢区分は設けない。いずれの年代も予約の受け付け開始は、個別接種が23日、集団接種が9月6日午前9時からとなる。順調に進めば、10月中にも希望者への2回の接種を終えたい考え。
市内では、既に高齢者や基礎疾患がある人のほか、公安や教育、保育、交通関係者らを対象にした「市優先接種」を実施。全国的にワクチン供給量が減った影響で、64歳以下の接種開始を見合わせていたが、8月以降のワクチン供給量が多少増えるため、市は12~64歳の全市民約12万2千人に対象を拡大する。
使用するのは米ファイザー製ワクチン。個別接種は医療機関ごとに予約を受け付け、順次開始する。市が予約窓口の集団接種は、9月13日から市総合保健センターで、毎週月曜、水~金曜の午後2~6時に行う。
また、市は通学で平日の接種が難しい市内の小学6年生と中高校生を対象にした「こどもワクチンデー」を設定。9~10月中の土日を活用して集中的に接種を進める。市のアンケートによると、接種対象の児童生徒約1万4600人のうち、7割に当たる約1万人が接種を希望している。
市は八戸版職域接種について、8月30日にスタートすることも発表。20日現在の接種人数は6グループ計約1万4千人で、市内のSGプラザ(旧新八温泉)で行う。10月16日までに2回の接種が完了する見込み。八戸版以外の職域接種では、八戸港水産団体(約2千人)と八戸水産加工団地協同組合(約1100人)が9月11日から接種を開始する。
20日の定例会見で小林眞市長は「今後のワクチン供給量や接種希望者数など見通しが不透明な部分はあるが、住民接種の部分については10月中の完了を目指して進める」と説明した。
集団接種の予約はコールセンター=電話050(5213)3104または0178(86)1800=へ。インターネット「八戸コロナワクチン予約システム」でも受け付ける。