Free【AOMORIスーパーカップ】(2)多彩な得点パターン/ラインメール青森
青森県内に拠点を置くヴァンラ-レ八戸、ラインメール青森、ブランデュー弘前のサッカー3チームが戦う1日限りの祭典「AOMORIスーパーカップ」。14日の開催を前に、各チームの戦力を3日に分けて紹介する。2日目はラインメール青森。
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J1での指導歴もある安達亮監督の下、攻撃的サッカーを展開している。サイド攻撃やカウンターなど、得点パターンは多彩で、今季17試合で26得点と破壊力がある。中でもFW山田雄太は相手守備との駆け引きがうまく、正確なシュートが武器。これまで7得点を挙げており、チームに欠かせないストライカーだ。中盤では元八戸の水谷侑暉、榊原彗悟らがチャンスメークする。
一方で今季23失点の守備には課題が残る。相手の攻撃に崩される場面よりも、自陣でのミスが目立つ。DFラインからの攻撃の組み立て、パス精度の向上がチーム強化のポイントだ。試合状況に応じて、後半からフォーメーションを変更する場合が多い。
-監督コメント-
安達亮監督
「縦のパスを多くして、常にゴールを意識した攻撃を目指す。簡単なパスミスをしないのが理想だが、失敗はつきもの。ボールを奪われた瞬間にプレスをかけに行くなど、守備も攻撃的にいきたい。八戸は守備が堅く、カウンター攻撃の質が高い。弘前はしっかりとパスをつないで攻撃を組み立てる丁寧なサッカーをするイメージ。相手がボールを保持する時間が長い場合は『奪って速攻』を狙った方が、チャンスをつくれるかもしれない」
-注目選手-
GK廣末陸
2017年の全国高校選手権で青森山田を初優勝に導いた地元ゆかりのGK。身長183センチと大柄ではないが、俊敏性に優れ、1対1の守備など近距離のシュートストップに定評がある。キックも正確で最後尾から攻撃の起点になることもある。先月25日の高知ユナイテッド戦ではGKながら、1点を追う後半ロスタイムにボレーシュートを決め、周囲を驚かせた。今季はこれまで全17試合にスタメン出場中で、チームの信頼は厚い。
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スーパーカップは八戸市のプライフーズスタジアムで午後0時45分に開会式を行う。RINGO MUSUMEのパフォーマンスも。チケットはメーンスタンドが完売。芝生エリアは前売り券を販売中で、当日券もある。
詳しくは特設サイトへ 「AOMORIスーパーカップ」特設サイト