Free【新型コロナ】「岩手独自の宣言あり得る」 達増知事、新規感染増で警戒感
岩手県内での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、達増拓也知事は6日の定例会見で、「来週にも県独自の緊急事態宣言の発表があり得る状況」と強い警戒感を示した。県全体の直近1週間の新規感染者数が人口10万人当たり15人を超えた場合、達増知事は速やかに県独自の宣言を出し、県民にさらなる行動制限を要請する考え。
県独自の宣言を出した場合、県民の県内旅行を対象に宿泊代金を割り引く「いわて旅応援プロジェクト」と、プレミアム付き食事券事業「いわての食応援プロジェクト」は停止する。加えて、人との接触機会や出勤数の削減など県民全体の行動に制限を加える方針。
達増知事は会見で、直近1週間の新規感染者数が人口10万人当たり15人を超えると、その後爆発的に感染拡大する恐れがあると指摘。「15人以下を岩手の数値目標に掲げ、超えたらすぐに対策を講じなければならない。超えた場合はちゅうちょなく宣言を出す」と強調した。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は6日現在、県全体で10・2人。前日を0・7ポイント上回り、10人を超えた。
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