東京五輪第１５日の６日、レスリング女子５３キロ級で初出場の向田真優（むかいだまゆ）（２４）＝ジェイテクト＝が金メダルを獲得した。今大会の女子の日本勢で５７キロ級の川井梨紗子（２６）、６２キロ級の川井友香子（２３）＝ともにジャパンビバレッジ＝の姉妹に次いで３個目。

　２０１６年リオデジャネイロ五輪決勝で、五輪と世界選手権を合わせて１６大会連続で世界一だった吉田沙保里（３８）が敗れた階級。同じ三重県出身の向田は覇権を取り返し「ポスト吉田」の期待に見事に応えた。

　向田は、日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）が０８年から東京都北区のナショナルトレーニングセンター（ＮＴＣ）で有望なジュニア選手を寄宿制で鍛えるエリートアカデミー出身。出身選手としては初の金メダリストとなった。



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