Free自然や歴史に思いはせ 階上で「巨木めぐり」

「館神社のモミ」のパワーを感じようと樹皮に触れる参加者
「館神社のモミ」のパワーを感じようと樹皮に触れる参加者

階上町の魅力発信をしようと、ボランティアガイドなどの活動を行う「階上売り込み隊」(伊藤武男隊長)は6月26日、町内に残る国内最大級の木々などを紹介する「巨木めぐり」を開催した。三八地域から参加した15人が、町の自然や歴史に思いをはせながら巨木を見上げた。

 町の樹木や文化などに関心を持ってもらおうと、毎年春と秋に実施。町には古くから豊かな自然が育んだ巨木や、土地の守り神として大切にされてきた古木が数多く残っている。

 ツアーは「天当平のアカマツ」からスタート。天に向かって燃え上がる火に見えることから「火炎の松」とも呼ばれており、美しく、神が宿る木として守られてきたと伊藤さんが解説。また、幹周り6・1メートル、樹高28メートルの「館神社のモミ」の樹皮に触れ、木の持つパワーを感じ取る参加者もいた。

 そのほか、樹齢800年以上とされる「潮山神社のイチョウ」や、花を付けた「平のサイカチ」など10カ所以上を見学した。

 伊藤さんは「木を守ってきた人々の思いと町に触れ、季節ごとに異なる木々の良さを感じてほしい」と語った。

 
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