Free青森県防災ヘリ運航再開 隊員らの健康観察期間終了で

青森県は2日、消防保安課防災航空隊員の新型コロナウイルス感染に伴い、5月18日から運休していた県防災ヘリコプター「しらかみ」を2日午後5時から運航再開したと発表した。陰性だった隊員らの健康観察が5月31日までに終了したほか、陽性者の一部も療養を終えたため。

 しらかみが常駐する青森空港内の防災航空センターでは、隊員ら職員6人と関係者6人が感染。計12人のクラスター(感染者集団)が発生していた。

 県によると、一部の職員は1日に登庁し、機体点検や訓練を実施。3日朝から運航再開する予定だったが、出動の可能性が生じたため前倒しした。

 運休中は山岳遭難など救助事案が4件あり、2件は県警ヘリ「はくちょう」で、残り2件は地上隊による捜索で対応。他県への応援要請はしなかった。

 県危機管理局の坂本敏昭次長は「例年に比べて遭難が少なかったこともあり、運休による支障は出なかった」と話した。

 
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