新型コロナウイルスの感染拡大の影響で落ち込んだタクシーの利用促進に向け、八戸市タクシー協会はプレミアム付きタクシーチケットを発売する。ワクチン接種のための移動などに活用してもらおうと、６５歳以上の高齢者限定を６月１日から先行販売。誰でも購入できる一般向けは７月１５日に販売を開始する。

　市による新型コロナ関連の経済対策を活用した事業で、発行は昨年に続き２度目。プレミアム分は市の補助を受ける。

　チケットは市内のタクシー会社や個人タクシーで使用でき、２５００円分をつづった高齢者向けが１セット１５００円、５千円分の一般向けが４千円。プレミアム率を下げるなどして発行枚数を増やし、高齢者向け６千セット、一般向け４千セットの計１万セットを用意する。

　販売はユニバース（ビッグハウス湊店は除く）、よこまちストア、マエダストアの市内店舗に加え、三春屋、ラピア、さくら野八戸店で実施。各タクシー会社でも取り扱う。１人２セットまで購入可能で、利用期限はどちらも来年２月末。高齢者限定チケット購入時は、年齢確認ができる身分証明書を持参する。

　市タクシー協会の上村秀雄会長職務代理者は「多くの方に利用してもらえるよう、昨年より発行枚数を増やした。ぜひ活用してもらいたい」とＰＲしている。