Free【月刊Dash】全国大会に5人が出場 2人が準優勝/野辺地クロスカントリースキークラブ
スキーの距離競技が盛んな野辺地町で、次代を担う小学生が腕を磨いているクラブチームが「野辺地クロスカントリースキークラブ」。3月19~21日に長野県木島平村で開かれた全日本小学生選抜クロスカントリー大会には、クラブ所属の5人が出場し、2人が準優勝と好成績を収めた。
(月刊Dash4月号から記事をピックアップしてお届けします)
クラブは2018年の発足で、20年度は野辺地、若葉、馬門の町内3小学校の15人が所属。まかど温泉スキー場を拠点として、レベルアップに取り組んでいる。厳しい練習に打ち込んでいるだけに、メンバーの実力も高い。
2月の青森県大会では多くの個人優勝者を輩出。そのうち、亀田春輝(馬門6年)、乙部海音(若葉6年)、熊谷優羽(馬門6年)、矢崎昂大(同5年)、松尾未来(野辺地5年)の5人が小学生選手の目標の舞台・全日本少年選抜大会の出場権を手にした。
昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止された全日本少年大会。5人全員が今回初挑戦だったが、互いに励まし合いながら、アップダウンが激しく、カーブもきついコースを全力で走り抜き、男子の亀田、女子の乙部がクラシカルでそれぞれ“銀メダル”を手にした。
5人は大舞台を経験して、さらなるレベルアップへ決意を新たにした様子。新年度は中学生となった亀田は「全国はレベルが高かった。でも負けられないと感じた。もっと練習して力を付けたい」、乙部は「結果はうれしい。次は全国中学校大会で1位を狙う」と意気込む。男子27位だった矢崎は学年が上がり、クラブでは最上級生となる。「来季も全国大会に行って、先輩のように活躍したい。クラブもしっかり引っ張っていく」と気を引き締めている。