Free脱炭素社会へ連携強化を確認 軽米町と横浜市、電力供給で交流
軽米風力発電所(軽米町)からの電力供給が今月始まったことを受け、町は26日、再生可能エネルギーについての連携協定を結ぶ横浜市の関係者と、ウェブ会議形式での記念式典を開いた。脱炭素社会の構築に向け、両市町で連携を深めることを確認した。
町は2019年2月に同市と締結した連携協定に基づき、再生可能エネルギーの提供に向けた調整を関係機関と進めてきた。
発電所を整備した「くろしお風力発電」(茨城県)は1日から、電力小売事業者の「みんな電力」(東京)を通じ、同市の5事業者に電力を供給している。
発電所の最大出力は1990キロワットで、年間発電量は一般家庭約1200世帯分の消費電力に相当するという。
式には、同市の林文子市長や電力供給を受ける事業所、発電事業者などの関係者が参加。山本賢一町長は「町では今後も風力、太陽光、バイオマスの発電施設の整備を進めていく。エネルギー供給を続けながら、農業・観光などの分野でも交流したい」と強調した。
林市長は「安全な電力を供給していただき感謝する。町とのいろいろな連携を考えたい」と述べた。