Free九戸村産鶏肉のハンバーグ 阿部繁孝商店(二戸)が「あべどり」で開発
九戸村産の鶏肉ハンバーグを売り込め―。二戸市の鶏肉加工販売業・阿部繁孝商店(阿部繁之社長)は19日、同社のブランド肉「あべどり」を使った冷凍食品「チキンハンバーグ」を開発したと発表した。肉をパンで挟んだ「オブチキバーガー」と共に、24日に本社直売所「あべはんショップ」で販売する。
村は昨年、10月29日を「チキン労感謝の日」に定めるなど、全国有数の鶏肉産地としてのPRや消費拡大に力を入れる。同社はこの動きに呼応。村内の工場で加工処理したあべどりの胸肉を使ったハンバーグを約2カ月かけて完成させた。
同市の山長ミートに製造を依頼。新鮮でやわらかい肉の素材を生かし、塩とこしょうのシンプルな味付けに仕上げた。解凍後は、軽く焼くだけで食べられる。1パック3個入りで380円(税込み)。今後は直売所のほか、村の産直施設「オドデ館」でも販売する。
オブチキバーガーは、鶏肉を同村の小笠原菓子店が製造したパンで包んだ商品。村の非公認キャラクター「キングオブチキン(オブチキ)」のデザインシールで包装している。味はハニーマスタードと照り焼きの2種類で、税込み300円。常時販売はせず、村内のイベントなどで提供する。
19日は村役場で試食発表会が開かれ、晴山裕康村長らが商品をPR。阿部社長は「チキンハンバーグはいろいろな味付けにアレンジできる。九戸の新しい名物にしたい」とアピールした。
問い合わせは、阿部繁孝商店=電話0195(23)2111=へ。