Free絶景花見露天「ねぶた桜灯りの湯」お披露目/星野リゾート青森屋(三沢)
三沢市の「星野リゾート 青森屋」は5日夕、宿泊客を対象に1日から始めた絶景花見露天風呂企画「ねぶた桜灯(あか)りの湯」をお披露目した。辺りが暗くなった浴場では、伝統工芸品「津軽びいどろ」の浮玉を使った明かりが優しく輝き、幻想的な空間を演出。ねぶた制作の技法で作られた一本桜が明るく照らされる。岡本真吾総支配人は「青森県を代表する技術と、見事な景色を眺めてゆったりとしてほしい」とPRしている。5月31日まで。
県の美しい緑と水を表現して造られた露天風呂「浮湯(うきゆ)」で、桜が咲くまでの間は春本番を先取りし、桜が散った後でも花見気分を楽しめるようにと、初めて企画した。
一本桜は、花びら一枚一枚が針金と和紙で形作られており、満開の桜を楽しめる。
津軽びいどろの浮玉の色合いは桜をイメージ。夜は柔らかい光が水面に反射し、日中は風呂の周りの池に浮かんで見える様子が“桜のじゅうたん”を思わせる。
浮玉の制作総責任者を務めた北洋硝子(青森市)の中川洋之取締役工場長は「初めて風呂を見たが、想像よりもすごい作品になった」と満足そうな表情。一本桜の制作に当たったねぶた作家の工藤友哉さんは「幻想的な空間で、手仕事の素晴らしさを感じてほしい」と話した。
利用時間は午前5時から正午までと、午後1時から翌日午前0時まで。ライトアップは午後6時開始。