Free日航とヤマトGが「青天の霹靂」初出荷 在インド駐在員向け

青天の霹靂を航空コンテナに詰め込むスタッフたち=25日、八戸市
青天の霹靂を航空コンテナに詰め込むスタッフたち=25日、八戸市

日本航空とヤマトグローバルロジスティクスジャパン(ともに本社・東京)は25日、インド赴任中の日本人駐在員向けに、青森県産ブランド米「青天の霹靂」を初めて出荷した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、日本からの生活物資の取り寄せが困難となる中、県の輸送サービス「A!Premium(プレミアム)」を活用することで、精米の輸送が可能となった。初回は5キロ入り23箱を発送し、今後も定期的に実施していく。

 日本航空の旅客機とヤマトグループの物流ネットワークを利用し、昨年9月からインド向けに、食材や衣料品などの輸送事業を展開。中でも要望の多かった日本産の精米については、くん蒸処理や検疫などの規制で厳しい状況だったが、県や農林水産省と連携することで青天の霹靂が新たに加わることとなった。

 この日、八戸市にある県八戸港管理所くん蒸倉庫で出荷式を行い、日本航空の岩越宏雄・執行役員貨物郵便本部長は「駐在員がおいしい日本の食を楽しめるよう尽力していく」とあいさつ。ヤマトホールディングスの梅津克彦・執行役員海外戦略担当は「現地のエッセンシャル(欠かせない)な声を今後もサービスとして置き換えていきたい」と述べた。

 青天の霹靂は航空コンテナに積み込まれ、羽田空港へ向けてトラックで出発。来月中にはインドに到着する予定。
青天の霹靂を航空コンテナに詰め込むスタッフたち=25日、八戸市

 
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