Free喜びや悲しみ「大きな観覧車」で表現 八戸二養の國分さん、りそなグループ賞に輝く
昨年12月に東京都で行われた第27回「全国特別支援学校文化祭」(全国特別支援学校長会、同文化連盟主催)の審査会で、青森県立八戸第二養護学校(小松﨑明校長)中学部2年の國分優希さん(14)が、「造形・美術部門」でりそなグループ賞を受賞した。同校初の快挙に、國分さんは「まさか自分がこんな賞を取れるなんて」と喜びを語った。
「造形・美術部門」「書道部門」「写真部門」の3部門で行われ、全国の特別支援学校の幼児・児童・生徒の作品のうち、各都道府県の推薦作品計226点が審査された。
都内で開催予定だった表彰式が中止となったため15日、同校で小松﨑校長が國分さんに表彰状や盾などを手渡した。
國分さんは「大きな観覧車」というタイトルで、30色以上のカラーペンを使って自分の心の中を表現。「喜びや悲しみなどの感情がぐるぐる回っているのは、まるで観覧車みたいだ」と思いつき、2週間ほどかけて描き上げた。國分さんは「絵を描くのは楽しい。これからもいろいろな作品を描いていきたい」と意気込んでいる。
受賞作品は12日まで、りそなグループ東京本社で展示。7月下旬には、和歌山県で開催される全国高校総合文化祭に出展されるほか、りそなグループの公式フェイスブックなどにも掲載される予定。