Free青森県警が警戒警報 還付金詐欺恐れの不審電話多数、実害も
青森県警は18日、還付金詐欺の恐れがある不審電話が多数確認され、実害も出ているとして、県内に特殊詐欺警戒警報を発令した。今年に入り、17日までに不審電話を27件認知し、昨年1年間の5件を大幅に上回っており、実害も4件発生。県警生活安全企画課は「不審な電話が来たら1人で対応せずに警察に相談してほしい」としている。
不審電話の認知件数を警察署管内別で見ると、青森が11件で最多。次いで、むつ7件、十和田4件、弘前と黒石が各2件、五所川原が1件だった。
実際に被害を確認したのは、青森2件、弘前とむつで各1件の計4件。被害額は計約460万円に上る。
主な手口は市町村職員を名乗る男が「(保険金などの)還付金がある」と電話をし、その後に現金自動預払機(ATM)に誘導。さらに電話でATMの操作を指示し、現金をだまし取る内容。
同課は▽ATMで還付金の手続きはできない▽「還付金」「ATM」「携帯電話」という単語が出たら、詐欺を疑い電話を切る―などと注意を促している。