Freeクルーズ船1年5か月ぶり青森港へ 4月23日、コロナ禍以降初
新型コロナウイルスの影響により、青森県内への寄港中止が相次いでいたクルーズ船を巡り、商船三井客船(東京)の豪華客船「にっぽん丸」が4月下旬、ツアーの一環で青森港に寄港することが15日、同社への取材で分かった。県内へのクルーズ船の入港は2019年11月以来、1年5カ月ぶり。同社は国が定めた感染対策ガイドラインを基に、乗客の体調管理を徹底してツアーを進める。
県港湾空港課によると、同港の寄港実績は新型コロナの影響で20年度はゼロ。19年11月下旬の豪華客船「セレブリティ・ミレニアム」が最後だった。
ツアーは20~25日の6日間で、青森、秋田両県を訪れる。4日目の23日に青森港に寄港する。同社によると、3月15日時点で約150人が乗船する予定。乗船前に乗客のPCR検査を実施するほか、ツアー中は朝食と夕食時に1回ずつ体温検査を行う。
クルーズ船は、インバウンド(訪日外国人客)や国内の富裕層から人気を集めている。乗客は地元の行楽地を周遊するなど観光業にもたらす恩恵は大きく、再開が待たれていた。