Free「さるなっし~」誕生/軽米・晴山小児童、特産サルナシのPRキャラクターを考案

軽米町産業開発の戸田沢雅人さん(前列中央)と、さるなし応援団の町立晴山小の3年生
軽米町産業開発の戸田沢雅人さん(前列中央)と、さるなし応援団の町立晴山小の3年生

軽米町立晴山小(八幡美奈子校長)の3年生が、町特産品のサルナシをPRしようと、イメージキャラクター「さるなっし~」を考案した。町産業開発(社長・山本賢一町長)が児童の原画を基に、さらに愛らしいキャラクターに仕上げた。22日はキャラクターをかたどった和菓子やシール、缶バッジが同社から児童に贈られ、子どもたちは自分たちの作品が形になったことに目を輝かせた。

  サルナシはキウイフルーツに似た甘酸っぱい味わいで、ビタミンCなどの栄養価が高く、同町は全国有数の産地となっている。同校3年生12人は本年度、授業の「総合的な学習の時間」で生産者を訪問するなどして学習し、昨年10月にはサルナシをPRする「さるなし応援団」を結成した。

  児童が考案したさるなっし~は、果実と同じ緑色でキラキラした目が特徴的。3年生が提案したアイデアを受け、同社がシールや缶バッジを作製したほか、二戸市の菓子店「栄宝堂」に依頼して和菓子も製造した。

  22日は町産業開発の営業推進課長・戸田沢雅人さんが同校を訪れ、児童に商品をお披露目。3年畑中結奈さんは「シールやお菓子を見てサルナシがもっと好きになった。これからも広めていきたい」と笑顔を見せた。

  戸田沢さんは「子どもたちの提案が形になって良かった。キャラクターを活用して認知度を高めたい」と満足そうだった。

  さるなっし~をかたどった和菓子(税込み270円)は27、28の両日、同町の産直施設「ミル・みるハウス」で限定200個販売する。
軽米町産業開発の戸田沢雅人さん(前列中央)と、さるなし応援団の町立晴山小の3年生

 
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