Free【大学入学共通テスト】青森県内4480人出願 8会場、トラブルなく
青森県内では、八戸工業大や八戸学院大など8会場で試験が行われ、前年度より63人多い4480人が出願した。会場では、新型コロナウイルス感染防止のため、受験生全員にマスクの着用を義務付けたほか、手指の消毒や換気などを徹底。八戸工業大では、例年よりも座席の前後間隔が広く空けられた部屋で、受験生が真剣な表情で試験に臨んだ。県内でも感染拡大が続き、受験生や保護者にとって不安を抱える中で実施されたが、いずれの会場でも大きなトラブルなく1日目の日程を終えた。
この日は、午前9時半から地理歴史・公民、国語、外国語の順番で実施。外国語で英語を選択した受験生はICプレーヤーでのリスニングも行った。
八戸工業大では、午前8時半ごろまでに続々と受験生が到着。2カ所に分かれた入り口で手指消毒を済ませ、緊張した面持ちで試験会場へ入った。
初日の日程を終えた青森県立八戸西高の重文字匠吾さんは、「英語の問題形式が予想外で少し焦ったが、最後まで諦めずに解けた」と充実した表情。同校の音喜多健祐さんは「文系だが数学は得意な方なので、17日も頑張りたい」と気を引き締めていた。
全国では718人が、コロナ禍の休校などで学習の遅れが認められた現役生対象の第2日程(30、31日)に臨むが、県内では第2日程の志願者はいなかった。