Free八戸港は数量、金額ともに10位 20年全国主要魚市場ランキング
八戸市水産事務所は30日、2020年の全国主要港の水揚げランキング(速報値)を発表した。八戸港は数量が6万1170トン(前年比7%減)で2年連続10位。金額は132億8993万円(10%減)で19年から順位を二つ上げ10位と、2年ぶりに上位十傑へ復帰した。
同事務所が毎年、主要港の22市場・25団体に聞き取り調査をして作成。全国的に不漁の傾向が続く中、金額では前回7位の稚内港(北海道)が後退するなどし、相対的に八戸が浮上した。担当者は「必ずしも水揚げが好転したわけではない」と指摘した。
ただし、稚内が11月末現在の数値であることなどから、順位は今後、変動する可能性がある。19年の八戸は金額が速報値で11位だったが、その後の集計で12位が確定した。
ランキングでは数量が上位3港、金額は上位4港の順位が19年と変わらず。数量、金額とも11位だった気仙沼港(宮城県)が数量9位、金額7位に入った。
八戸港は30日から来年1月4日まで休場。5日の新年の初売りから再開となる。