Free生徒考案のオリジナル料理提供 百石高ビュッフェ 3年間の集大成
青森県立百石高(中村豊校長)食物調理科の3年生が18日、生徒考案のオリジナル料理を提供するビュッフェを同校で実施した。生徒38人が、3年間で学んできた調理技術や接客マナーを生かし、招待したおいらせ町関係者や生徒、教職員ら計180食分を作って、もてなした。
同科は例年、町の成人式祝賀会で料理を提供しており、そのリハーサルとしてビュッフェを実施してきた。今年は弁当での配布を予定して練習してきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、来年1月の成人式が中止になったため、今回が3年間の実習の集大成となった。
メニューは、ホタテのムースやエビチリ、ローストポークなどの色彩鮮やかな料理からデザートまで12品で、生徒が彩りや組み合わせなどを工夫しながら作った。
来場者は、丹精込めて作られた一品一品をじっくりと味わった。
来賓として訪れた成田隆町長は「とても上手に作ってくれた。素晴らしい」と絶賛。松林義一教育長は「成人式の中止は苦渋の決断だったが、新成人に食べてほしかった」と話した。
3年の磯島瞳真(とうま)さんは「食べた方に笑顔になってもらえるように作った。調理も自分たちで考えて(積極的に)動くことができた」と笑顔だった。