Free台湾から八戸へオンライン旅行 生配信でせんべい汁紹介
オンラインで“おんでやぁんせ”―。日本航空台湾支店は18日、台湾の参加者が現地からリモート形式で八戸市内への疑似旅行を体験する「オンライントリップ」を開催した。新型コロナウイルスの影響で海外旅行が制限される中、八戸圏域版DMO(観光地域づくり推進法人)「VISIT(ビジット)はちのへ」のメンバーが、生中継配信で八戸せんべい汁など地元の魅力を紹介。「コロナが落ち着いたら青森県、八戸に来て」とアピールした。
日航のオンライントリップは、これまでに国内各地を旅先に4回開催し、9月には八戸の旅も企画した。海外向けは今回が初めて。
参加者30人は台北市のホテルに集まり、台北から三沢空港までの仮想フライトを体験。三村申吾知事がメッセージを送った。リンゴやホタテなどの県産品を使った料理が提供され、日航の客室乗務員が給仕した。
八戸からの配信では、八戸せんべい汁研究所の所長でVISITはちのへ物産振興課の木村聡課長らがガイド役を務め、八戸屋台村「みろく横丁」の雰囲気を発信した。その後、六日町の飲食店「肴(さかな)町のらぷらざ亭」では八戸せんべい汁を紹介。台湾の参加者は中継を見ながら、事前に届けられた紅白せんべいを使ったせんべい汁を味わった。
オンライントリップは19日も開催される。木村課長は取材に「せんべい汁は好評で、万国共通でおいしいと思ってもらえる。青森や八戸の魅力を伝えて、コロナが収束したら旅行に来てもらいたい」と話した。