Free全国公募展で蛇平さん大賞、村井さん入選/俊文書道会

受賞を喜ぶ蛇平蒼大さん(左)と村井喜代子さん
受賞を喜ぶ蛇平蒼大さん(左)と村井喜代子さん

障害の垣根を越えて書を楽しむことを目的に活動する、八戸市のボランティア書道教室「俊文書道会」(西里俊文代表)のメンバーで、青森県立八戸第一養護学校中学部2年の蛇平蒼大(じゃたいそうた)さん(13)が、公募展「第5回筆文字で伝えたいことば大賞」の学生の部で最高賞の大賞に輝いた。同じく一般の部では同会の村井喜代子さんが入選。生徒2人の同時受賞に同会の会員らは喜びに沸いている。

 公募展は日本デザイン書道作家協会の主催。学生の部に1231作品、一般の部に977作品の応募があった。

 「なんでだろう 心がひとつになれるのは」と、素直な気持ちを力強い筆致で表現した蛇平さん。大賞に輝くのは2018年に続き2回目で、「普段の生活で思っていることを言葉に託した。これからもいろんな公募展に挑戦していきたい」と目を輝かせる。

 子どもの頃から書道を続けていたという村井さんは、「のらりくらり時には激しい雷のように生きる」と字体や線の強弱を工夫した作品で入選。「これからも書道会のみんなでいい作品を作ろうという気持ちで書を続けていけたら」と思いを強くする。

 教え子の快挙に西里代表は「受賞は会員みんなの励み。これからもたくさんの人を驚かせるような作品を生み出してもらえれば」と話している。受賞を喜ぶ蛇平蒼大さん(左)と村井喜代子さん

 
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