Free八戸市番町に14階建て分譲マンション建設へ 23年3月末完成予定
不動産開発などを手掛けるフージャースコーポレーション(東京)が八戸市番町に分譲マンションの建設を計画していることが8日、同社への取材で分かった。2021年2月に着工し、23年3月末に完成予定。市中心街では今年7月に分譲マンションを中心とした複合ビルが完成するなど、民間主導の開発が続いており、街なか居住が増えることでにぎわい創出につながることが期待される。
建設予定地は同市十三日町の三春屋北側の空き地。鉄筋コンクリート14階建てで高さ43メートル。敷地面積約2260平方メートル、延べ床面積は5800平方メートルで、戸数は66戸を予定し、54台分の駐車場も整備する。
同社は全国で「DUO(デュオ)」「Duo Hills(デュオヒルズ)」などのブランド名で分譲マンションを建設・販売。八戸市への進出について同社の担当者は「さまざまな調査をした結果」とした。
同市八日町では民間主導で建設された複合ビル「DEVELD(ディベルド)八日町」が今年7月に完成。13階建てのうち、2~13階の分譲マンション部分全57戸が完売している。
フージャース社の担当者は「(DEVELD八日町の)マンションが好調という話もあり、きっかけの一つにはなった」としており、同ビルが民間投資の呼び水になった格好だ。
八戸商工会議所の吉田富三夫常務理事は「市中心街で民間投資が続くことは、にぎわい創出につながる」と歓迎した。