Freeディメール(八戸)の「深浦サーモン棒寿司」農林水産大臣賞
八戸市の水産加工会社「ディメール」(木村興社長)の商品「深浦サーモン棒寿司」が、第31回全国水産加工品総合品質審査会で、最高位の農林水産大臣賞に選ばれた。深浦町の養殖サーモンと下北地方の低アミロース米「ゆきのはな」を活用。同社は「青森県産食材の組み合わせが評価された」と手応えを語る。
全国水産加工業協同組合連合会が毎年主催。今回は全国から734品の出品があり、東京で今月6日に行われた審査を経て、5品が最高賞に選出された。同社の受賞は前身の会社も含め4回目となる。
ディメールによると、主力のサバ以外の魚種に挑んだ意欲作で、主に冷凍状態でネット販売。解凍しても「もっちりした」食感が落ちない米を選び、試作を重ね商品化につなげた。価格は1100円(250グラム、税込み)。
木村社長は「津軽の水産物と下北の米、われわれ八戸の加工業者と、県内3地区のコラボが結実した。今後も青森の知名度アップに向けた発信を続けたい」と喜びを語った。
来年2月に東京で表彰式が開かれる。青森県関係のほかの入賞は次の通り。
▽水産庁長官賞=「ほたて飯の素」(山神・青森市)▽全国水産加工業協同組合連合会会長賞=「ほたてといかのとろっとしょうゆ漬け」(五戸水産・八戸市)「レンジで貝焼味噌風」(武輪水産・同)