Free酒蔵に漂う芳醇な香り 秋の新酒造り本格化
八戸市湊町の八戸酒造(駒井庄三郎社長)で、秋の新酒造りが本格化している。酒蔵では蔵人がタンク内のもろみをかき混ぜる「櫂入れ」などの作業に精を出し、日本酒の芳醇(ほうじゅん)な香りが漂っている。
秋の酒造りは9月中旬からスタート。2日は早朝から蔵人7人が、蒸した青森県産の酒造好適米「華吹雪」と「まっしぐら」をタンクに入れる仕込み作業に当たった。
新酒は今月6日ごろから県内外の小売店などに並ぶ予定。杜氏(とうじ)の駒井伸介さん(37)は「バランス良く仕上がっている。フレッシュでフルーティーな味を楽しんでほしい」と力を込めた。
今期の酒造りは来年6月までで、同酒造では一升瓶換算で約20万本の原酒を仕込む予定。