Free野辺地で列車と車が衝突、男性死亡 線路内を2キロ走行か
24日午後10時15分ごろ、野辺地町一ノ渡の青い森鉄道線路上で、青森発八戸行きの上り普通列車と十和田市洞内井戸頭、無職男性(88)の乗用車が衝突した。男性は全身を強く打ち、町内の病院に運ばれたが、外傷性ショックで約1時間半後に死亡が確認された。列車の乗客3人と乗務員2人にけがはなかった。
野辺地署によると、乗用車は線路内に進入しており、車両後部に列車が追突した。車に気付いた列車の運転手がブレーキをかけたが間に合わず、衝突してから約250メートル進んで停車した。
車がどのように線路内に入ったか同署が調べているが、北に約2キロ離れた野辺地駅付近から誤って進入した可能性が高いという。沼端さんは同日夕方に家族に「買い物に行く」と伝え、出掛けた。
青い森鉄道は取材に「過去に踏切内での事故はあるが、それ以外の場所での発生は初めて。普通では考えられない」と話していた。
この事故の影響で、同日は八戸―青森間の上下3本が区間運休。25日の三戸発青森行きの下り1本が運休、八戸発青森行きの下り1本が区間運休した。