Free「青森きくらげ」デビュー/11日から県内全域で発売
青森県産業技術センター林業研究所(平内町)が開発したアラゲキクラゲの新品種「青森きくらげ」が10日、青森市のマエダガーラモール店で先行発売された。11日からは三八、上北地域の大手量販店や道の駅を中心に県内約50カ所で販売され、本格デビューとなる。商品は100グラム入りパックで200円前後(税抜き)。販売時期は夏から秋ごろとなる見通し。
青森きくらげは、従来のキクラゲよりも肉厚で歯応えがあり、料理全般と相性がいい。シイタケの生産が落ち込む夏から秋にかけて収穫できるため、生産者の収益向上が期待される。生産者らで組織する青森きくらげ生産・販売振興会(大沢豊会長)に所属する県内27事業者が生産し、今年は約2トンが採れる予定。
10日、同店で行われた記念セレモニーで、三村申吾知事は「食感が良くてヘルシー。ぜひ手に取って食べてもらいたい」とPR。販売が始まると来店客が集まり、特製ロゴの入った商品を次々と買い物籠に詰めていた。 発売初日を迎え、大沢会長は「買ってくれる人が多くてうれしかった。リピーターに期待したい」と語った。