Free【新型コロナ】テレワーク(在宅勤務)試験的に開始 時差出勤も/むつ市

むつ市役所内でテレワーク職員の検温結果や一日の業務内容に目を通す管理職の職員=14日、同市
むつ市役所内でテレワーク職員の検温結果や一日の業務内容に目を通す管理職の職員=14日、同市

新型コロナウイルスの感染防止対策として、むつ市は14日、市役所本庁舎の3部署6課の職員を対象に、テレワーク(在宅勤務)と時差出勤を試験的に開始した。感染リスクを高める接触機会の減少が狙いで、17日まで実施して問題点を洗い出す。20日からは対象部署を拡大して実施することも検討している。
 対象は都市整備部の都市計画、土木維持、用地、まちづくり推進の4課と、企画政策部ジオパーク推進課、経済部シティプロモーション推進課。市によると、窓口業務が比較的少ない部署を選んだという。
 本庁舎には415人の職員がいる。今回は正職員計47人が対象で、4日間で管理職を除く延べ55人がテレワーク、同40人が時差出勤に臨む。 テレワークは、職員が業務開始前に上司に電話やメール、チャットで検温結果や一日の業務内容を報告後、事業計画や各資料の作成などに当たる。仕事を切り上げる際は一報を入れる。工事現場を抱える職員は自宅から現場に直行、直帰することを認めた。
 時差出勤は、通常午前8時半の業務開始を、同7時と同9時半の開始にする。勤務時間は昼食の1時間を除いて共に7時間45分。
 市は、政府が緊急事態宣言地域に要請した「出勤者7割減」が青森県も対象になった場合に備えている。
 市総務部によると、テレワークと時差出勤で7割減を目指す考えで、担当者は「市役所でできなければ市内の事業所に要請できない。市民生活に支障が出ないよう対応していきたい」と語った。
むつ市役所内でテレワーク職員の検温結果や一日の業務内容に目を通す管理職の職員=14日、同市

 
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