Free将棋のNHK杯 深浦九段が初V
第69回NHK杯テレビ将棋トーナメントの決勝戦が22日までに東京都内で行われ、本紙将棋欄顧問の深浦康市九段(48)が稲葉陽(あきら)八段(31)を下し、初優勝を飾った。
同トーナメントはプロ棋士50人が出場。深浦九段は初戦から安定した内容で勝ち進み、準決勝では行方尚史九段(弘前市出身)を破り、自身初の決勝進出を決めた。決勝戦も終始積極的な指し回しで快勝した。
27回目の出場で初の栄冠に輝いた深浦九段は取材に「48歳での初優勝は自分でも驚いているが、念願だったのでとてもうれしい」と喜びを語った。
深浦九段は、4月から始まる第70回大会で「NHK杯選手権者」の称号を名乗る。