FreeIGR沿線の鉄道文化の魅力に触れる/二戸
岩手県は16日、二戸駅に隣接する二戸広域観光物産センター「カシオペアメッセ・なにゃーと」のメッセホール1階で、IGRいわて銀河鉄道沿線の文化芸術や食を発信する「鉄道×文化芸術祭2019―20inIGRアートステーション」を開き、多くの家族連れらが鉄道の歴史や沿線各地のまちの魅力に触れた。
昨年の台風19号からの復旧を目指し、15、16の両日、二戸―盛岡間で三陸鉄道の列車がIGRの路線を走った2社の共同企画に合わせて実施した。
会場には蒸気機関車や駅舎の写真、鉄道玩具「プラレール」の展示など、鉄道に関するブースがずらりと並んだ。
東京五輪・パラリンピックに向けて大会参加国と交流事業を行う、「ホストタウン」に登録されている県内自治体の事業を紹介するパネルも展示され、来場者が興味深そうに見入っていた。
ミニ電車の乗車体験をした二戸市の認定こども園「ともいき」の藤村駿太ちゃん(5)は「電車に乗ったのが楽しかった」と笑みを浮かべた。
この日は、同市がホストタウンになっているガボン共和国の駐日大使館文化担当室長のギルバート・イザンドさんもイベントに訪れた。イザンドさんは「二戸に来たのは2回目だが、人がフレンドリーだと感じる。さまざまな事業を通してガボンの知名度を高めていきたい」と話した。