Free#7119 救急車呼ぶ前に相談 岩手県・専用ダイヤル運用開始

岩手県が4月1日から運用する専用ダイヤルをPRするポスター
岩手県が4月1日から運用する専用ダイヤルをPRするポスター

岩手県は4月1日午前0時、県内の救急医療の電話相談窓口となる県救急安心センターを開設し、救急車の要請に迷う場合に看護師らが24時間、365日相談に応じる専用ダイヤル「#(シャープ)7119」の運用を開始する。緊急性の低い救急車の出動要請を減らし、緊急性の高い要請者へのいち早い医療提供の実現を目指す。

 専用ダイヤルの運用により、消防や医療機関の負担軽減につなげる狙い。県内の救急車による搬送人数は年々増加傾向にある。2022年は5万550人を搬送、うち軽症者は2万1285人で全体の4割を超えたという。

 #7119は消防庁が全国展開を進めている。県によると、24年11月現在、青森県など全国36地域が導入。岩手県は25年度一般会計当初予算に、専用ダイヤル開設に向けた事業費2550万円を計上した。

 ダイヤル回線やIP電話からは電話019(656)1774で受け付ける。

 県医療政策室は「救急車を呼ぶべきかどうかを迷ったら、#7119を活用して。本当に緊急の際は、迷わず119番へ電話をかけてほしい」と呼びかける。

 
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