Free四季折々、岩手の風景描く 元教員森越さん(八戸出身)、盛岡で水彩画展

来場者に作品を紹介する森越康雄さん(奥)
来場者に作品を紹介する森越康雄さん(奥)

八戸市出身で元中学校教員の森越康雄さん(77)=岩手県雫石町=の水彩画展が、盛岡市本町通1丁目のインプレクサス・アートギャラリーで開かれ、見る者の心に安らぎと癒やしを与える岩手県内の風景画24点を、来場者に紹介している。26日まで。

 森越さんは青森県立八戸高、岩手大教育学部卒。身近な風景画を描き続け、これまで盛岡市や八戸市、久慈市で個展を開いている。

 その場に腰を据えて仕上げまでする現場主義に徹し、日の光による雲や雪の微妙な変化などにこだわって表現する。会場には、雪化粧した新春の岩手山、鮮やかなピンク色に染まるシバザクラの丘、初夏の牧野など、四季折々の魅力的な風景を描いた作品が並ぶ。

 森越さんは、風景画は世の中が平和でなければ描けない―と国際情勢の安定化を切望。「風景画は、同じ風景が題材でも描く人によって異なる物。作品から、私がどのような思いを込めて描いたのかを感じてほしい」と来場を呼び掛ける。

 観覧無料。時間は午前11時半~午後6時半。会期中の月、火曜は休廊。森越さんは土、日曜に在廊する予定。会場は「上の橋」近く。

 
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