Freeコクガン、波間にのんびり/八戸

時折水中に潜り、エサをついばむコクガン=10日、八戸市の蕪島付近
時折水中に潜り、エサをついばむコクガン=10日、八戸市の蕪島付近

八戸市の蕪島周辺では、国天然記念物の渡り鳥「コクガン」が波間で羽を休めている。10日には青空の下、30羽ほどの群れが岩場でのんびりと羽繕いをしたり、海中に頭を入れてエサを探したりする姿が見られた。

 コクガンは、環境省レッドリストの「絶滅危惧2類」に指定され、絶滅の危険が増大している。体長は60センチほどで、黒い体色に白い首輪のような模様が特徴だ。例年11月ごろにシベリアから越冬のため飛来し、春を迎えると再び繁殖地へと帰ってゆくという。

 
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