Free善意のプレゼント、子どもたちに届く 八戸・はっちで「プレゼントの木」

プレゼントを受け取る家族連れ
プレゼントを受け取る家族連れ

さまざまな事情からクリスマスプレゼントをもらえない子どもと、贈りたい人をつなぐ企画「プレゼントの木」が八戸市の「こどもはっち」で行われ、21と22の両日、訪れた人たちに善意のプレゼントが届いた。

 子どもが欲しい物を書いた手作りのオーナメントをツリーに飾り、協力者がプレゼントとして用意してこどもはっちに預ける仕組み。絵本作家いもとようこさんの作品「プレゼントの木」をモデルに、2020年から実施している。今回で5回目。

 今年は県内外の協力者から485個のプレゼントが集まった。21日は朝早くから子どもや家族連れが訪れ、日用品やおもちゃなどのプレゼントを受け取った。

 協力者側は贈る相手と直接対面はしないが、子どもや保護者へ向けたメッセージカードがプレゼントに添えられているという。NPO法人はちのへ未来ネットの平間恵美代表は「毎年プレゼントすることを楽しみにしている人もいる。物のやり取りだけではなく、顔も知らない誰かの応援が力になる」とし、支援の輪の広がりを語った。

 
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