八戸市三日町のさくら野百貨店八戸店は７日、６階催事場にお歳暮ギフトセンターを開設した。イトーヨーカドー八戸沼館店の閉店に伴うニーズの取り込みを見込んで、対前年比の売り上げ目標を１ポイント増の１０６％に設定。旬の味覚やこだわりのグルメの定番商品、近年需要が高い自宅向け商品など、カタログ掲載数約１３００点を取りそろえている。

　東北地方の名産２４種類から３品を選べるオリジナルギフト「東北逸品　福かさね」は３千セット限定。この時期にしか買えない「プチぜいたく」を楽しむ自宅向けや、クリスマス、新年用の商品も充実させた。

　身近な商品の値上げに伴う節約志向から、洗剤などの生活必需品ギフトの需要が高い傾向という。自宅限定の“ワケあり”お買い得商品も展開している。

　持ち帰りで１０％引きになる限定ギフトや、さくら野百貨店で初めて注文する客に５００円分のクーポン券を贈呈する特典もある。

　７日は開店前に出陣式を実施。あいさつで小笠原聡店長は、ヨーカドー閉店によって八戸商圏で専用カウンターを設けた特設センターは同百貨店のみになることを挙げ、「良質な商品と高いレベルでの商品提案で、多様化するギフト需要に応える環境を守っていく」と力を込めた。売り上げ目標達成に向け、従業員が「頑張ろう」を三唱した。

　ギフトセンターは１２月２８日まで。時間は午前１０時～午後６時。同店ホームページにデジタルカタログを掲載している。