Free志田選手(青森山田高出)に県民栄誉特別賞授与 パリ五輪バド女子複「銅」

宮下宗一郎知事(右)から青森県民栄誉特別賞の表彰を受けた志田千陽選手=23日、県庁
宮下宗一郎知事(右)から青森県民栄誉特別賞の表彰を受けた志田千陽選手=23日、県庁

青森県は23日、パリ五輪バドミントン女子ダブルスで銅メダルを獲得した志田千陽選手(27)=青森山田高出、再春館製薬所=に県民栄誉特別賞を授与した。中学、高校時代を県内で過ごした志田選手は「当時の経験は今の自分に生きている。(青森は)志田千陽という選手が生まれた大切な場所」と振り返り、「メダルを取って戻って来ることができてうれしい」と喜んだ。

 志田選手は秋田県出身。青森山田中に進学し、高校まで6年間、競技に打ち込んだ。今夏のパリ五輪では松山奈未選手(再春館製薬所)とペアを組み、3位決定戦でマレーシアペアに快勝。日本勢として同種目2大会ぶりの表彰台に立った。

 県庁で行われた授与式では、宮下宗一郎知事らから賞状などを受けた。志田選手は初出場の五輪を「思ったより緊張せず、これまでで一番楽しめた」と回顧。今後については「次の目標は探り中」と述べた。

 宮下知事は「心からお祝い申し上げる。これからも青森県のことを思い続けてほしい」と祝福した。

 県ゆかりの選手に贈る県民栄誉特別賞は延べ6人目。志田選手には県スポーツ栄誉特別賞と県スポーツ協会県特別栄誉賞も贈られた。この日は母校の青森山田高も訪れ、中学を含め全校生徒約1300人の前でメダル獲得を報告した。

 
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