Free八戸東高生×階上の菓子店「しおかぜイワシパイ」開発 20日発売

完成した「しおかぜイワシパイ」2種をPRする川口なな美さん(左)と赤石蓮哉さん
完成した「しおかぜイワシパイ」2種をPRする川口なな美さん(左)と赤石蓮哉さん

青森県立八戸東高の2年生4人が、階上町道仏の菓子店「ラ・ドゥルセリア美松」(小松國男代表)と共同で「しおかぜイワシパイ」を開発した。20日に八戸市内で開かれるイベントで発売するほか、同店でも23日から予約販売を行う予定で、生徒たちは「新たな八戸の名物になれば」と期待を寄せる。

 同校の総合探求学習「八戸創造学」の一環で、赤石蓮哉さん、川口なな美さん、堺瑠南さん、宮崎颯来さんのグループが考案。八戸港に水揚げされる主要魚種で、今年豊漁のイワシをPRしようと、創作菓子で定評のある小松さんに協力を依頼した。

 同校などで試作や試食会を重ねた結果、三枚におろしたイワシをミキサーでフレーク状にし、オイスターソースなどで炒めた餡(あん)を採用。小松さんのアイデアでブロッコリーやホウレンソウなど野菜の甘味を加えたほか、大間町産のノリや野田村産の塩を使い、地元ならではの味に仕上げた。

 13日は赤石さん、川口さんが同店を訪れ、ブロッコリー入りの小サイズ、ホウレンソウ入りの大サイズ作りを手伝い、試食した。川口さんは「生臭さがなく、それでもイワシ独特の風味が味わえる」と太鼓判。赤石さんは「本当に商品化が実現して、ちょっと驚いている。小さい子どもたちの感想も聞いてみたい」と照れ笑いを浮かべた。

 20日はYSアリーナ八戸で開かれる「ナニャドヤラ廻道ふるさと産業フェスタ2024」に出店し、小サイズを1個330円(税別)で販売。生徒も店頭で売り子を務める。

 店舗販売は23日から。当面は小サイズのみ予約を受け付ける。町内のわっせ交流センター、ハマの駅あるでぃ~ばなどでは土日限定販売を予定している。

 問い合わせは、ラ・ドゥルセリア美松=電話0178(88)2130=へ。

 
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