Free南郷新そば20日から提供 朝もやの館「やがら蕎麦」27日限定

やがら蕎麦提供に向け、そば粉ひきが行われた水車小屋
やがら蕎麦提供に向け、そば粉ひきが行われた水車小屋

八戸市の南郷朝もやの館、道の駅なんごう、山の楽校の3カ所で20日、新そばの提供が始まる。うち、南郷朝もやの館は27日、新そばまつりを開き、香り高い「やがら蕎麦(そば)」(税込み800円)を300食限定で販売する。水車小屋で石臼を使ってひいた手打ちそばで、同施設は昔ながらの味を届けようと準備を進めている。

 地域住民でつくる「島守田園空間博物館運営協議会」によると、やがらとは水車で時間をかけてひいたそば粉を指す。熱を発生させずにひくことで、香り豊かに仕上がる。かつては地域内に水車小屋が点在していたが、現在活用しているのは虚空蔵(こくぞう)つり橋近くの1基のみという。

 14日は、協議会やがら部会が玄ソバ約10キロをひいた。作業に携わった外舘明男さん(72)はそば打ちも行う。「子どもの頃から慣れ親しんだ味。おいしくできると思うので、多くの人に食べてほしい」と呼びかけた。

 27日のまつりは午前10時から午後3時。持ち帰り用の生麺2食入り(千円)は80パック限定。20日からの新そば提供は、3カ所のレストランで午前11時(道の駅なんごうの屋台は同10時)開始。なくなり次第終了。

 
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