Free来春開校「久慈翔北高」の制服や校章お披露目 

新しい制服、ジャージーを着用した現久慈東、久慈工の在校生。後方は新しい校章=7日、久慈市
新しい制服、ジャージーを着用した現久慈東、久慈工の在校生。後方は新しい校章=7日、久慈市

岩手県立久慈工業高(野田村)と同久慈東高(久慈市)を統合し、来春の開校を目指す新設校・久慈翔北高(仮称)について、久慈地区新設校統合準備委員会(委員長・村山薫美久慈東校長)は7日、市文化会館で教育関係者向けの説明会を開き、担当者らが新設校の校章や校歌、制服などをお披露目した。

 校章は、両校の多様な学びや2校のつながりを重なり合う多角形で、明るい未来に向かって飛翔(ひしょう)する姿を「北」に見立てた鳥の翼で、それぞれ表現した。校訓は「協調・創造・進取」。

 制服は男女共に琥珀(こはく)色を基調としたデザインのブレザータイプ。ジェンダーレスに対応するため、スラックス、スカート、青色が基調のリボン、ネクタイは自由に組み合わせ可能となった。ジャージーも一新し、機能性の高さと動きやすさが魅力という。

 会場では2校の生徒会役員が新しい制服、ジャージー姿でステージに立った。久慈東の稲葉天歩(まほ)生徒会長(2年)は取材に「リボン、ネクタイが青色に変わり、すてきで賢そうなイメージ。夏服がポロシャツのような素材になった点も、汗が気にならなくていいかな」と話した。

 校歌は同市在住の詩人・絵本作家宇部京子さんが作詞、旧大野村教育長で盛岡市在住の太田代政男さんが作曲。宇部さんは「2校の特徴を1、2番、子どもの未来への愛情も込めた」、太田代さんは「いつの世も歌い継がれるシンプルな曲に仕上げた」とあいさつした。太田代さんは会場で校歌の独唱も披露した。

 
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