Free「立派なスリッパになって」 三農恵拓生がデントコーン収穫

収穫したデントコーンの皮をむく生徒
収穫したデントコーンの皮をむく生徒

青森県立三本木農業恵拓高(小泉朋雄校長)植物科学科の1、3年生38人が1日、十和田市三本木稲吉の畑で、伝統工芸「きみがらスリッパ」の材料となるデントコーンを収穫し、皮むきを体験した。

 地域の伝統工芸を守り、地域活性化に貢献していく姿勢を育てようと、同校は十和田きみがらスリッパ生産組合と連携し、2012年度から栽培と研究活動に取り組む。今年も5月に種まき、8月には除草を行い、収穫を迎えた。

 生徒たちは額に汗しながら、高く伸びたデントコーンの茎を鎌で刈り取り、スリッパ製作に利用できるきれいな皮を集めた。

 1年の種市亜衣里さん(16)は「皮むきは思っていたよりずっと難しいと感じた。きみがらスリッパが受け継がれていくよう、若い人にも興味を持ってほしい」と話した。

 
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