Freeピクニック気分でランチ満喫 八戸・更上閣「ガーデンレストラン」
八戸市本徒士町の国登録有形文化財「更上閣」敷地内にある「にぎわい広場」で2日、市が主催する本年度2回目のガーデンレストランが始まった。キッチンカーや中心街の飲食店が出店し、秋空の下、市民がピクニック気分でランチを楽しんでいる。5日まで。
更上閣は明治30年ごろから大正時代にかけて建築、改築された近代和風の邸宅で、芝生の広場は2018年に市が整備した。
イベントは更上閣と広場の認知度や利用率の向上を目指し、22年度にトライアル事業として始まり、本年度から本格実施している。市によると、本年度1回目の6月は4日間で約780人が来場。最近は更上閣を会場に民間がイベントを開く事例も出てきたという。
今回は午前11時~午後2時に、各日6~11店がピザや弁当、スイーツなどを販売する。4、5日には移動本屋も初めて参加する。
初日は家族連れやグループが、用意されたテーブル席や持参したシートに座り、思い思いにランチの時間を過ごしていた。
母と娘と訪れた同市の鈴木木の実(このみ)さん(35)は「リフレッシュを兼ねて来た。涼しい秋のちょうど良い時期で、子どもとピクニック気分を楽しめる」と満喫した様子だった。
最終日の5日は、食事と音楽を楽しむ「ヨルニワ」も中心街3カ所開かれる。会場と時間は、更上閣にぎわい広場が午後5~7時、はっち2階が同5~8時、市美術館マエニワが同6~7時半。