Free北前船ゆかりのグルメ紹介 野辺地で寄港地パネル展

北前船ゆかりの食文化を取り上げたパネル展をPRする3町教委の担当者
北前船ゆかりの食文化を取り上げたパネル展をPRする3町教委の担当者

「北前船寄港地」として文化庁の日本遺産に認定された野辺地、鯵ケ沢、深浦3町の教育委員会の連携事業の一つ「寄港地PRパネル展」が1日、野辺地町中央公民館ロビーで始まった。特別展示では食文化をテーマに、3町の北前船ゆかりの菓子などを紹介している。20日まで。

 パネル展は3町巡回で実施し、深浦、鯵ケ沢では終了している。共通展示のほか、それぞれ特別展示を行っており、野辺地では食文化を取り上げた。

 鯵ケ沢は、北前船によって製法がもたらされ、江戸時代から町の銘菓として伝わる鯨餅(くじらもち)などを展示。深浦は、カワラケツメイを使った茶飯などを取り上げた。赤飯のような見た目だ。野辺地はカワラケツメイの茶がゆ、すまし汁に団子が入った「けいらん」などをPR。食文化の担い手となる各町のお店も紹介している。

 展示物は約150点に上る。野辺地町教委の山崎杏由さんは「自分の町の北前船ゆかりの食を知らない人もいると思う。3町の食文化を一度に知れるので、ぜひ見てほしい」と話していた。

 3町を巡ってスタンプを集めるスタンプラリーも12月1日まで開催中。

 
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