洋野町で乳製品を製造する「おおのミルク工房」（浅水巧美社長）は、板柳町産業振興公社りんごワーク研究所とコラボした「『完熟』りんごアイスクリーム」を開発した。板柳特産のアップルジュースと同工房の「ゆめ牛乳」を使っており、１０月１１日から板柳町内の店舗や同公社オンラインショップで限定販売する。

　同公社の主力商品であるアップルジュースは、紅玉など数種類の完熟したリンゴを絞ってブレンドしたもの。今回はアイスの新商品開発を狙い、両社と取引のある食料加工資材業の青葉化成（本社仙台市）を通じて同工房に依頼した。

　ジュースを２５％使用し、生乳と生クリームをブレンド。ミルクの濃厚な甘さの中にリンゴの爽やかな風味を感じられるよう仕上げた。浅水社長は「津軽地方でも洋野町産乳製品の魅力を広めたい」、板柳町の葛西健人町長は「国内外の幅広いお客さまに召し上がってほしい」と期待を寄せた。

　板柳町内では町ふるさとセンター工芸館売店で販売する。価格は１個（９０ミリリットル）４５４円（税込み）、通販は８個入りセット５４００円（消費税、送料込み）。商品の問い合わせ、電話注文は板柳町産業振興公社りんごワーク研究所＝電話０１７２（７２）１５００＝へ。