Free太陽光発電のデータ測定 六ケ所高生が電気の特性学ぶ

太陽光発電による電流、電圧を測定する生徒
太陽光発電による電流、電圧を測定する生徒

青森県立六ケ所高(蛯名良一校長)は17日、東北大大学院工学研究科量子エネルギー工学専攻の藤原充啓(みつひろ)助教を講師に迎えた授業を同校で実施した。1、2年生が太陽光発電の実験などを通して、電気の特性に理解を深めた。

 六ケ所村が「エネルギー」をキーワードにした「人財育成事業」として東北大と連携して実施。1、2年生が学年ごとに授業を受けた。

 授業ではライトを太陽光に見立てた実験を行った。太陽電池をライトからの距離を10センチずつ離して電流と電圧を測定し、グラフ化した。距離が広がると出力が低下する実験結果を踏まえ、藤原助教は「太陽光を効果的に使うには蓄電池を取り入れながら発電していくことを考える必要がある。皆さんの世代に課された課題だ」と強調した。

 2年の附田劉心(りゅうしん)さんは「それぞれの発電方法にメリットとデメリットがあると知った。自分も電気の使い方を考えたい」と感想を語った。

 
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