Free海中転落の男性船員、三沢沖で無事救助

海中転落し、約4時間40分後に救助された男性(中央)=20日午前5時過ぎ、八戸港(八戸海上保安部提供)
海中転落し、約4時間40分後に救助された男性(中央)=20日午前5時過ぎ、八戸港(八戸海上保安部提供)

八戸海上保安部によると、19日午後11時45分ごろ、八戸港に入港準備中の貨物船「第十八住若丸」(北海道海運所有・746トン)から、乗組員1人が船内にいないという内容の118番通報があった。同海保などが捜索した結果、約4時間40分後に同港から約20キロ離れた三沢沖で漂流していた男性乗組員(38)=福島県郡山市在住=を救助。男性は市内の病院に運ばれ治療中だが、搬送時は会話や自力での歩行が可能だった。

 貨物船は北海道から八戸に向けて航行していた。男性は転落当初、光が見えた陸の方向へ泳いだというが、体力のことを考慮し、その後は立ち泳ぎでその場にとどまっていたという。当時の海水温は20度。救命胴衣は着用していなかった。同海保は転落原因などを調べている。

 
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