Free大谷「50本塁打、50盗塁」 メジャー史上初の偉業
【マイアミ共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平(30)が19日、マイアミで行われたマーリンズ戦で、メジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」に到達した。
50本塁打はアジア選手初で、ドジャースの球団記録を更新。エンゼルスに在籍した昨年、アメリカン・リーグで日本勢初の本塁打王を獲得した大谷は、今季はナショナル・リーグの本塁打王争いでトップを走り、2年連続でのタイトル獲得に近づいている。日本選手の年間50盗塁は2001年のイチロー(マリナーズ)の56盗塁以来2度目。
大谷は投打「二刀流」の活躍で21、23年にア・リーグの最優秀選手(MVP)に輝いたが、今季は右肘手術の影響で開幕から指名打者(DH)に専念した。DHの出場のみでMVPを獲得した選手は過去におらず、ナ・リーグで初受賞となれば、両リーグでのMVP選出は史上2人目となる。
6月から1番打者に定着した大谷はドジャース打線をけん引し、過去5人しかいない「40本塁打、40盗塁」を出場126試合の最速記録で成し遂げた。この2部門でともに43以上をマークした選手はいなかった。